御前崎市第三セクター決算書(過去5年分)

御前崎市第三セクター決算書(過去5年分) 

御前崎ケーブルテレビ

御前崎まちづくり会社(なぶら市場)

御前崎港運株式会社

公益財団法人御前崎市振興公社

有限会社グランパークあらさわ

各社決算年度推移(EXCELL)


■御前崎ケーブルテレビ㈱

受託収入について 平成31年3月末58百万円の受託収入は翌年令和2年3月には1億56百万円、令和3年3月末には1億99百万円になっている。これは伝送路の光ケーブル化に伴う御前崎市の負担金分が増加したため。御前崎市の光ケーブル化負担金は初年度が94百万円、翌年から2029年度まで毎年146百万円とのことだ。過疎地などの理由で通信事業者による光ケーブル化の遅れが問題になる場合において行政が光ケーブル化を先行する場合はあるが、御前崎市においてはNTTなどの通信事業者による光ケーブル化は進められているにもかかわらず御前崎市が14億円もの負担金を出して一民間通信事業者の光ケーブル化を支援する目的は何かはなはだ疑問である。また設備負担金であるから当社の受託収入に計上するのは不適切な会計ではないか。市からの負担金を得て光ケーブル化することは他の通信事業者との自由競争を阻害する。ケーブルテレビ会社のサービスのうち音声告知サービスとFAX電話サービスは御前崎市の行政サービスとのことだが、これらのサービスは光ケーブル化する前から提供されていたもの。光ケーブル化負担金以外の受託収入は、市が所有する設備機器(音声告知端末機やFAX端末機や市役所内放送設備など)の保守運用業務を御前崎市がケーブルテレビ会社へ業務委託しているものであると推測できる。

■御前崎まちづくり会社(なぶら市場)

平成28年度から令和3年度まで営業赤字が連続している。特に、食堂業務は原価が売上を上回る異常事態(専ら食堂で働く人件費と調理器具減価償却費と材料費の合算額が食堂売上額を上回る)が連続しているにもかかわらず、なんら改善する意向がみられない。営業赤字を営業外収入で補っているが令和2年度には雑収入が突然1千万円近くに跳ね上がっている。雑収入といえば自動販売機を思い浮かべるがせいぜい3百万円程度だろう。本業が赤字なので改善は急務、先ずは食堂事業を見直す必要がある。

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